引越しで本を荷造りするとき、「どのサイズのダンボールに入れる?」「何冊まで詰めていい?」「重くなって底が抜けない?」と迷う方もいるでしょう。
本は1冊ずつではそれほど重く感じなくても、まとめると重量が大きくなります。
そのため、本を大きなダンボールいっぱいに詰めるのではなく、小さめのダンボールへ分けて梱包するのが基本です。
1箱の重さは10〜15kg程度をひとつの目安としつつ、実際には無理なく持ち上げられる重さで止めます。
この記事では、文庫本・漫画・単行本・雑誌・図鑑など種類別の詰め方から、ダンボールの底抜けを防ぐ方法、本が大量にある場合の荷造りまで解説します。
引越しで本を梱包するときの基本
- 本は小さめのダンボールへ入れる
- 1箱を重くしすぎず、無理なく持てる重さにする
- サイズが近い本をまとめる
- ダンボールの底をテープでしっかり固定する
- 箱の中で本が動かないよう隙間を埋める
- 大切な本は水濡れや擦れにも備える
引越しの本は小さめのダンボールに入れる
本を梱包するときは、大きなダンボールではなく、小さめのダンボールを使います。
大きな箱は一度に多く入る分、本だけでいっぱいにすると重くなりすぎるためです。
重い箱は持ち上げにくく、運搬中に底が抜けたり、ダンボールが変形したりする原因にもなります。
大きなダンボールは衣類やタオルなど軽くてかさばる荷物、本や書類など重くなりやすい荷物は小さい箱、と分けると荷造りしやすくなります。
| ダンボール | 入れやすい荷物 |
|---|---|
| 小さめ | 本・雑誌・書類・食器など重くなりやすいもの |
| 大きめ | 衣類・タオル・クッションなど軽くてかさばるもの |
手元に適した箱がない場合は、引越しダンボールが足りない時の対処法も参考にしてください。
1箱10〜15kg程度をひとつの目安にする
本を入れるダンボールは、10〜15kg程度をひとつの目安にしながら、無理なく持ち上げられる重さで止めます。
ただし、ダンボールのサイズや強度、本の種類によって扱いやすい重量は異なります。「15kgまでなら必ず大丈夫」と考えて詰め込むのではなく、途中で箱を持ち上げて確認してください。
冊数より重さで判断する
文庫本と図鑑では1冊あたりの重さが大きく違います。同じ冊数でも箱全体の重量は変わるため、何冊入れたかだけで判断しないようにします。
途中で重いと感じたら、それ以上は本を追加せず、別のダンボールへ分けます。
引越しで本をダンボールに詰める6つの手順
本を運ぶときは、箱の選び方だけでなく、ダンボールの組み立て方や本の入れ方も確認しておきましょう。
1.強度のある小さめのダンボールを用意する
本を入れる箱は、底や側面が傷んでいないものを使用します。
一度使用したダンボールを再利用する場合は、湿気で柔らかくなっていないか、折れや破れがないか確認してください。
本は重くなりやすいため、強度に不安がある箱は避けます。
2.底をテープでしっかり固定する
本を入れる前に、ダンボールの底をテープで固定します。
底面中央の継ぎ目にテープを貼り、さらに交差するようにもう1本貼る「十字貼り」にすると、重量がかかりやすい中央部分を補強できます。
底のフタを互い違いに組み込むだけの方法は、重量のある本を入れる箱では避けた方がよいでしょう。
引越し業者から専用ダンボールを受け取った場合は、その業者が案内している組み立て方を優先してください。
3.サイズが近い本をまとめる
ダンボールへ入れる前に、文庫本・漫画・単行本・雑誌・大判本など、サイズが近いものをまとめます。
大きさをそろえることで箱の中に大きな隙間ができにくくなり、本も安定しやすくなります。
種類ごとの具体的な入れ方は、後ほど詳しく紹介します。
4.本の種類に合わせて向きをそろえる
文庫本や漫画など、同じくらいの大きさでそろえられる本は、背表紙の向きをそろえて立てて入れると整理しやすくなります。
雑誌や写真集など、薄くて曲がりやすいものや大判の本は、無理に立てず平らに重ねても構いません。
箱へ入れるために本を斜めに押し込んだり、表紙を曲げたりしないようにしてください。
5.箱の中の隙間を軽いもので埋める
本を入れた後に大きな隙間が残っていると、運搬中に本が動き、角がつぶれたり表紙が擦れたりすることがあります。
丸めた紙、緩衝材、タオルなど軽いものを使って隙間を埋めます。
隙間を埋めるために本を追加し続けると箱全体が重くなるため、軽いものを使うのがポイントです。
6.ダンボールの側面に中身と収納場所を書く
梱包が終わったら、ダンボールの側面に中身を書きます。
本が大量にある場合は、「本」とだけ書くのではなく、新居で収納する場所まで記載しておくと荷ほどきしやすくなります。
記載例
「本・漫画・寝室」
「本・仕事用・書斎」
「本・子ども用・子ども部屋」
上面だけではダンボールを積み重ねた際に見えなくなるため、側面にも書いておきます。
本のサイズ・種類別の詰め方
本は種類によって大きさや重さ、表紙の硬さが異なります。種類に合わせて詰め方を変えます。
| 本の種類 | 梱包のポイント |
|---|---|
| 文庫本・新書 | 同じサイズをまとめ、向きをそろえて入れる |
| 漫画・コミック | シリーズや巻数ごとにまとめておく |
| 単行本・ハードカバー | 重量を確認しながら少量ずつ入れる |
| 雑誌・冊子 | 曲がりやすいため平らに重ねる |
| 図鑑・写真集・画集 | 少量ずつ分け、必要に応じて角や表紙を保護する |
文庫本・新書
文庫本や新書はサイズをそろえやすいため、同程度の大きさの本をまとめます。
背表紙の向きをそろえて立てて入れると、箱の中を整理しやすくなります。
小さい本でも数が増えると重くなるため、箱いっぱいまで詰めず、途中で重量を確認してください。
漫画・コミック
漫画は同じシリーズや巻数が近いものをまとめておくと、新居で本棚へ戻しやすくなります。
複数のダンボールに分かれる場合は、箱の側面に作品名や巻数の範囲を書いておいてもよいでしょう。
単行本・ハードカバー
ハードカバーや専門書は、文庫本より1冊あたりの重量が大きいものがあります。
箱の重さを確認しながら少量ずつ詰め、重くなった時点で別のダンボールへ分けます。
雑誌・冊子
雑誌や冊子は薄くて曲がりやすいため、平らな状態で重ねると梱包しやすくなります。
重ねる冊数が増えると重量も大きくなるため、厚みだけでなく箱全体の重さを確認してください。
図鑑・写真集・画集などの大判本
図鑑や写真集、画集には、1冊だけでも大きく重いものがあります。
大判だからといって大きなダンボールへまとめるのではなく、少量ずつ分けます。
表紙や角を傷つけたくない本は、紙や緩衝材などで保護してから梱包してもよいでしょう。
大切な本は水濡れ・擦れにも注意する
一般的な書籍であれば、すべてを1冊ずつ包む必要はありません。
ただし、絶版の本、写真集、サイン本、古書など、状態を保ちたい本は個別に保護する方法があります。
水濡れが心配な場合は箱の内側を保護する
雨天時の引越しや水濡れが気になる場合は、ダンボールの内側に大きなビニール袋を敷き、その中へ本を入れる方法があります。
湿った本を密閉すると湿気がこもるため、本が乾いた状態で梱包してください。
傷を避けたい本は角や表紙を保護する
傷を付けたくない本は、紙や緩衝材などで包んでからダンボールへ入れます。
特に大判本は箱の中で角が当たりやすいため、隙間を埋めて動かないようにします。
本は紐でまとめるだけではなくダンボールへ入れる
雑誌や漫画をビニール紐などでまとめ、そのまま運びたいと考える方もいるでしょう。
紐だけでまとめた本は荷崩れしやすく、紐が本へ食い込んで傷が付くこともあります。
また、引越し業者によっては、紐でまとめただけの状態では運搬できない場合があります。
基本的にはダンボールへ梱包し、利用する引越し業者から指定がある場合は、その案内に従ってください。
本が大量にある場合は梱包前に整理する
本棚が複数ある場合は、すべてをそのままダンボールへ入れるより、先に大まかに分けておくと荷造りしやすくなります。
持っていく本・手放す本・すぐ使う本に分ける
まずは次の3つに分けます。
- 新居へ持っていく本
- 引越しを機に手放す本
- 仕事や勉強などで引越し直後も使う本
すぐに使う本はほかの本と分け、最初に開けるダンボールへ入れておくと探しやすくなります。
手放す本がある場合は、売却・譲渡・自治体の資源回収など、自分に合った方法を確認しておきましょう。
本棚や部屋ごとに箱を分ける
大量の本を細かくジャンル分けすると、荷造りに時間がかかることがあります。
新居でも同じような本棚構成にする場合は、「書斎・本棚A」「寝室・本棚B」のように、収納場所を基準に分ける方法もあります。
ダンボールに番号を振り、どの本棚へ戻すか書いておけば荷ほどきもしやすくなります。
見積り後に本の箱数が増えたら連絡する
見積り後に本が想定より増え、ダンボールの箱数が大きく変わった場合は、利用する引越し業者へ早めに連絡します。
本は重量があるため、荷物量の変更によって車両や作業条件の確認が必要になる場合があります。
本の荷造りが大変なら梱包を依頼できるコースもある
本が大量にある場合は、ダンボールへ分けて詰めるだけでも時間がかかります。
ミツバチ引越センターでは、自分で荷造りする基本コースのほか、一部分だけ梱包を依頼するコースや、梱包・開梱まで任せられるコースを用意しています。
| コース | 料金 |
|---|---|
|
基本コース 梱包・開梱をお客様自身で行う |
0円~ |
|
一部梱包コース 一部分のみ梱包を依頼 |
5,000円~ |
|
楽々コース 梱包をおまかせ |
10,000円~ |
|
フルコース 梱包・開梱までおまかせ |
20,000円~ |
※料金は家財量などによって変動する場合があります。
「本だけ梱包を手伝ってほしい」「本棚が多く、自分ですべて荷造りするのが難しい」といった場合は、一部梱包コースを含めて見積り時にご相談ください。
また、ミツバチ引越センターでは、ダンボール・ハンガーBOX・布団袋・テープ類などの備品提供・貸出も案内しています。
荷ほどき後のダンボールはどうする?
本が多い引越しでは、使用するダンボールの枚数も増えやすくなります。
ミツバチ引越センターでは、荷ほどき後のダンボール回収を無料で行っています。
新居で本を本棚へ戻した後、使用済みのダンボールの処分についてもご相談いただけます。
引越しで本を梱包するときのよくある質問
本は大きいダンボールに入れた方がいい?
本はまとまると重くなるため、小さめのダンボールへ分ける方が適しています。
大きなダンボールは、衣類やタオルなど軽くてかさばる荷物に使うとよいでしょう。
本を入れるダンボールは何kgくらいが目安?
10〜15kg程度をひとつの目安にしながら、実際には無理なく持ち上げられる重さに調整してください。
ダンボールの強度や本の大きさによっても変わるため、目安いっぱいまで詰める必要はありません。
本はダンボール1箱に何冊入る?
本のサイズや厚さ、重さによって大きく異なるため、一律に何冊とは決められません。
冊数ではなく、ダンボール全体の重量を確認しながら詰めてください。
本は立てる?寝かせる?
文庫本や漫画など、サイズをそろえやすい本は背表紙の向きをそろえて立てて入れます。
雑誌や写真集など、薄くて曲がりやすいものや大判の本は、平らに重ねても構いません。
本はビニール袋に入れた方がいい?
通常の引越しで、すべての本を1冊ずつビニール袋へ入れる必要はありません。
水濡れが気になる場合は、箱の内側に大きな袋を敷いたり、大切な本だけ個別に保護したりする方法があります。
本は紐で縛ってそのまま運んでもらえる?
紐だけでまとめた本は荷崩れしやすく、引越し業者によっては、その状態では運搬できない場合があります。
基本的にはダンボールへ梱包し、利用する引越し業者の案内を確認してください。
本が多すぎて自分で荷造りできない場合は?
引越し業者によっては、梱包を依頼できるプランがあります。
ミツバチ引越センターでは、一部梱包コース5,000円~、楽々コース10,000円~、フルコース20,000円~を用意しています。本の量も含めて見積り時にご相談ください。
まとめ:本は小さいダンボールへ分けて重くしすぎない
引越しで本を梱包するときは、大きなダンボールへまとめるのではなく、小さめのダンボールへ分けます。
1箱10〜15kg程度をひとつの目安にしながら、無理なく持ち上げられる重さで止めてください。
文庫本や漫画はサイズをそろえて立て、雑誌や写真集など曲がりやすいもの・大判本は平らに重ねるなど、本の種類に合わせて梱包します。
また、ダンボールの底をテープでしっかり固定し、傷んだ箱を使わないことも大切です。
本が大量にある場合は、「持っていく本」「手放す本」「すぐ使う本」に分け、新居の収納場所ごとに箱を分けておくと荷ほどきも進めやすくなります。