引越しで服を運ぶとき、「全部ダンボールに入れていい?」「ハンガーに掛けた服はどうする?」「ビニール袋に入れたままでも運べる?」と迷う方もいるのではないでしょうか。
Tシャツやニットなど、普段たたんで収納している服はダンボールへ梱包できます。
一方、スーツやコート、ワンピースなどシワや型崩れが気になる服は、ハンガーボックスを利用できるか引越し業者へ確認しておくとよいでしょう。
衣装ケースに入っている服についても、ケースの種類や引越し業者によっては、中身を入れたまま運べる場合があります。
この記事では、ダンボールへの服の詰め方を中心に、ハンガーボックス・衣装ケース・ビニール袋・圧縮袋の使い分けまで解説します。
引越し全体の荷造り手順を確認したい方は、引越し荷造りの完全ガイドもあわせてご覧ください。
服の梱包方法は種類に合わせて使い分ける
- Tシャツ・ニット・パンツ:ダンボール
- スーツ・コート・ワンピース:ハンガーボックスを確認
- 衣装ケースの服:そのまま運べるか業者へ確認
- 下着・靴下:袋などでまとめてからダンボールへ
- かさばる衣類:素材を確認して圧縮袋を検討
引越しの服は何に入れる?衣類別の梱包方法
引越しで使いやすい服の梱包方法は、主に次の5つです。
| 梱包方法 | 向いている衣類 |
|---|---|
| ダンボール | Tシャツ・シャツ・ニット・パンツ・下着など |
| ハンガーボックス | スーツ・ジャケット・コート・ワンピースなど |
| 衣装ケース | 普段からたたんで収納している衣類 |
| ビニール袋 | 下着・靴下などの仕分けや汚れ対策 |
| 圧縮袋 | 圧縮によるシワや型崩れの影響が少ない衣類 |
すべての服を同じ方法で梱包する必要はありません。
普段たたんで収納している服はダンボールへ、ハンガーに掛けている服はハンガーボックスを利用できるか確認するなど、衣類に合わせて梱包方法を分けます。
引越しで服をダンボールに詰める方法
Tシャツやニット、パンツなど、普段からたたんで収納している服はダンボールへ入れます。
衣類は本や食器などと比べると軽いため、大きめのダンボールにも入れやすい荷物です。
ただし、ジーンズや厚手の衣類を大量に詰めると重くなるため、自分で持ち上げられる重さに収めましょう。
1.服をしっかり乾かしてから梱包する
洗濯した服は、しっかり乾かしてからダンボールへ入れます。
湿った状態の衣類を梱包すると、運搬中や荷ほどきまでの保管中に湿気や臭いがこもることがあります。
引越し前日にまとめて洗濯する場合は、乾燥させる時間も考えておきましょう。
2.清潔で乾いたダンボールを使う
服を入れるダンボールは、汚れや濡れのないものを使用します。
スーパーなどでもらったダンボールを使う場合は、食品や液体の汚れ、湿気、臭いなどが付いていないか確認してください。
衣類は大きめのダンボールへ入れやすい荷物ですが、ジーンズなど重い衣類が多い場合は箱を分けます。
3.衣類を種類や使う人ごとに分ける
新居で荷ほどきしやすいように、服は種類や使う人ごとに分けて梱包します。
- 自分の夏物トップス
- 自分のパンツ
- 子どもの服
- 下着・靴下
- オフシーズンの服
家族全員の服をひとつのダンボールへまとめるより、新居で収納する単位に近い形で分けておくと、荷ほどきの際に仕分ける手間を減らせます。
4.服をたたんでダンボールへ入れる
服は無理に押し込まず、普段収納しているときと同じようにたたみます。
重さのあるジーンズや厚手のパンツなどを下側にし、シャツや薄手の衣類を上側へ入れると、軽い衣類が押しつぶされにくくなります。
スーツやコートなど、たたむことでシワや型崩れが気になる衣類は、ハンガーボックスなど別の方法を検討してください。
5.フタが無理なく閉まる量にする
ダンボールが膨らむほど服を詰め込むのは避けます。
フタが閉まらない状態では積み重ねにくく、運搬中に中身が飛び出す原因にもなります。
フタを無理なく閉じられる量にして、テープで固定します。
6.側面に中身と運ぶ部屋を書く
ダンボールには、中身と新居で運んでほしい部屋を書いておくと荷ほどきがしやすくなります。
記載例
「衣類・夏物・寝室」
「子ども服・子ども部屋」
上面だけに書くと、ダンボールを積み重ねたときに見えなくなるため、側面にも記載しておきます。
Tシャツ・ニット・パンツなど服の種類別の詰め方
Tシャツ・カットソー
Tシャツやカットソーは、普段収納している形にたたんでダンボールへ入れます。
同じ種類をまとめておくと、新居でも収納しやすくなります。
引越し当日から数日以内に着る服はすべて梱包せず、旅行バッグや手荷物へ分けておきましょう。
ワイシャツ・ブラウス
ワイシャツやブラウスはシワが付きやすいため、詰め込みすぎないようにします。
ボタンを数か所留め、襟や袖を整えてからたたみます。
ダンボールへ入れる場合は、重い衣類の下を避けて上側へ置きます。
仕事ですぐに必要なシャツは、引越し後すぐに取り出せるバッグなどへ分けておく方法もあります。
ニット・セーター
ニットやセーターの中には、長時間ハンガーへ掛けることで肩や首回りが伸びやすいものがあります。
普段たたんで収納しているニットは、引越しでもたたんで梱包します。
厚手のニットはかさばりますが、強く押し込まず、フタが閉まる範囲に収めてください。
ジーンズ・パンツ
ジーンズやパンツは、ダンボールの大きさに合わせてたたみます。
ジーンズは複数枚入れると重くなりやすいため、大きなダンボールへ詰めすぎないようにします。
Tシャツなど軽い服と同じ箱へ入れる場合は、パンツ類を下側へ入れます。
下着・靴下
下着や靴下など小さな衣類は、ビニール袋や収納袋などでまとめてからダンボールへ入れると、箱の中で散らばりにくくなります。
中身を見られたくないものは、透けない袋やポーチなどへまとめてもよいでしょう。
スーツ・コート・ワンピースはハンガーボックスを確認する
スーツ、ジャケット、コート、ワンピースなどは、たたむとシワや型崩れが気になりやすい衣類です。
このような服は、ハンガーに掛けたまま運べるハンガーボックスを利用できるか引越し業者へ確認します。
ハンガーボックスは、箱の中に設けられたバーへ衣類をハンガーごと掛けて運ぶための資材です。
新居では箱から取り出し、そのままクローゼットへ移せるため、たたみ直す必要がありません。
ただし、ハンガーボックスの有無や利用条件は引越し業者によって異なります。
見積り時に確認しておきたいこと
- ハンガーボックスを利用できるか
- 追加料金の有無
- 利用できる個数
- いつ受け取れるか、または当日使用するのか
衣装ケースの服はそのまま運べる?
普段から衣装ケースに服を収納している場合、中身をダンボールへ移す必要があるか気になるところです。
衣装ケースに衣類やタオルなど軽いものだけが入っていれば、中身を入れたまま運べる引越し業者もあります。
一方で、衣装ケースの材質や強度、形状、引越し業者のルールによっては、中身を出す必要があります。
また、次のようなものが入っている場合は、衣類とは分けて梱包しましょう。
- 本など重いもの
- 割れ物
- 液体
- 貴重品
- 壊れやすい小物
中身を入れたまま運びたい場合は、利用する引越し業者へ事前に確認してください。
引越しの服はビニール袋に入れてもいい?
ビニール袋は、衣類の仕分けや、ダンボールの中で服を汚れから守るために使えます。
- 下着や靴下をまとめる
- 家族ごとに服を分ける
- 白い服をダンボールへ直接触れさせない
- 小さな衣類が箱の中で散らばるのを防ぐ
ビニール袋だけで運ぶ場合は引越し業者へ確認する
服を大きなごみ袋やビニール袋へ入れ、そのまま運んでもらいたい場合は、利用する引越し業者へ事前に確認してください。
引越し業者やサービスによって、荷物の梱包条件は異なります。
また、袋はダンボールと比べて形が崩れやすく、ほかの荷物と積み重ねにくいという違いがあります。
ビニール袋は衣類を仕分けたり汚れを防いだりするために使い、まとめた衣類をダンボールへ入れる方法もあります。
湿った服をビニール袋へ入れない
洗濯直後など、湿気が残っている衣類をビニール袋へ入れるのは避けます。
ビニール袋の中は湿気がこもりやすいため、服をしっかり乾燥させてから梱包してください。
引越し後も長期間入れたままにせず、荷ほどきの際に袋から出します。
圧縮袋は使ってもいい?
圧縮袋は、かさばる衣類の容積を小さくしたい場合に使えるアイテムです。
ただし、すべての服を圧縮する必要はありません。
スーツやジャケット、デリケートな素材の衣類は、圧縮によってシワや型崩れ、風合いに影響が出ることがあります。
圧縮する前に、衣類の素材や洗濯表示、メーカーの保管方法を確認してください。
ダウンジャケットなども、製品によって推奨される保管方法が異なります。
圧縮した衣類は、必要に応じてダンボールへまとめておくと、ほかの荷物と一緒に扱いやすくなります。
服を入れる引越し用ダンボールのサイズは?
衣類は比較的軽いため、大きめのダンボールを使いやすい荷物です。
ただし、引越しでは荷物の重さに合わせて箱のサイズを使い分けます。
| サイズ | 入れやすいもの |
|---|---|
| 大きめ | Tシャツ・ニット・パーカーなど軽くてかさばるもの |
| 小さめ | 本・食器など小さくても重くなりやすいもの |
ジーンズや厚手の衣類を大量に入れると、大きなダンボールでも重くなります。
箱の大きさだけで判断せず、自分で持ち上げられる重さに収めてください。
引越し用のダンボールについて詳しく知りたい方は、引越しダンボールが足りない時の対処法も参考にしてください。
服の荷造りはいつから始める?
衣類は、引越し当日まで使わないものから順番に梱包します。
最初に詰めやすいのは、オフシーズンの服です。
その後、しばらく着る予定のない服や予備の衣類を梱包し、引越し当日まで使う服は最後まで残します。
衣類以外も含めた荷造りの順番は、引越し荷造りの完全ガイドで詳しく紹介しています。
引越し当日から数日分の服は別にする
新居へ荷物が届いても、すぐにすべてのダンボールを開けられるとは限りません。
次のものは、旅行バッグや手荷物へまとめておくと探す手間を減らせます。
- 引越し当日の着替え
- 翌日以降の服
- 下着・靴下
- パジャマ
- 仕事着・制服
- タオル
服のシワや汚れを防ぐために確認したいこと
服のポケットを確認する
ポケットに鍵、硬貨、ペン、ティッシュなどが残っていないか確認します。
硬いものやインクが出るものが入ったままだと、衣類を傷めたり汚したりすることがあります。
香水や化粧品を服と一緒に入れない
香水、化粧品、洗剤など液体が入ったものは、衣類と同じダンボールへ入れないようにします。
運搬中に中身が漏れると、複数の衣類へ付着する可能性があります。
クリーニング後の服もカバーを確認する
クリーニング後の衣類には、持ち帰り用のビニールカバーが付いていることがあります。
カバーの用途や衣類の保管方法を確認し、必要に応じて通気性のあるカバーへ替えてから梱包します。
高価な服やデリケートな衣類は分ける
礼服、ブランド衣料、デリケートな素材の服などは、普段着と一緒に強く詰め込まないようにします。
運び方に迷う場合は、見積り時に引越し業者へ相談してください。
服の荷造りが大変なら梱包を依頼できるコースも確認する
服が多い場合は、衣類だけでも荷造りに時間がかかります。
ミツバチ引越センターでは、お客様自身で梱包・開梱を行う「基本コース」のほか、一部分のみ梱包を依頼する「一部梱包コース」、梱包を任せる「楽々コース」、梱包と開梱まで依頼する「フルコース」を案内しています。
依頼する作業範囲や家財量によって料金が変わるため、見積り時に希望する内容をご相談ください。
荷造りをどこまで依頼するか選べます
「衣類は自分で梱包する」「荷造りをまとめて任せる」など、希望する作業範囲に合わせてコースを確認できます。
引越しの服の梱包に関するよくある質問
引越しの服はそのままダンボールに入れても大丈夫?
清潔でしっかり乾いた服であれば、たたんでダンボールへ梱包できます。
スーツやコートなどシワや型崩れが気になる衣類は、ハンガーボックスを利用できるか確認してください。
服を入れるダンボールは大きくても大丈夫?
衣類は比較的軽いため、大きめのダンボールを使いやすい荷物です。
ただし、ジーンズや厚手の衣類を大量に入れると重くなるため、自分で持ち上げられる量に調整してください。
服はごみ袋に入れて引越ししても大丈夫?
ビニール袋やごみ袋だけで荷物を運べるかどうかは、利用する引越し業者やサービスの梱包条件によって異なります。
ビニール袋を仕分けや汚れ対策に使用し、その袋をダンボールへ入れる方法もあります。
袋だけで運びたい場合は、事前に利用する引越し業者へ確認してください。
ハンガーに掛けている服はどうすればいい?
スーツ、コート、ワンピースなどは、ハンガーボックスを利用できればハンガーに掛けた状態で運べます。
ハンガーボックスの有無や利用条件は、引越し業者へ確認してください。
衣装ケースの服は出さなくてもいい?
衣類やタオルなど軽いものだけであれば、中身を入れたまま運べる場合があります。
ただし、引越し業者や衣装ケースの種類、状態などによって対応は異なるため、事前に確認してください。
圧縮袋に入れた服はそのまま運べる?
圧縮袋を使用できるかどうかは、衣類の素材や製品によって異なります。
シワや型崩れ、風合いへの影響が気になる衣類は圧縮せず、洗濯表示やメーカーの案内を確認してください。
服の荷造りが間に合わない場合はどうすればいい?
引越し業者によっては、荷造りを依頼できるサービスがあります。
ミツバチ引越センターでも、一部分の梱包から梱包・開梱まで依頼できるコースを案内しています。引越し日までに荷造りが終わりそうにない場合は、早めにご相談ください。
まとめ:服に合わせてダンボール・ハンガーボックス・衣装ケースを使い分けよう
引越しの服は、すべて同じ方法で梱包する必要はありません。
Tシャツやニット、パンツなど普段からたたんでいる服はダンボールへ入れます。
スーツやコート、ワンピースなどはハンガーボックスを利用できるか確認し、衣装ケースに入っている服はケースのまま運べるか引越し業者へ確認してください。
ビニール袋は下着や靴下の仕分け、衣類の汚れ対策などに利用できます。袋だけで運ぶ場合は、利用する引越し業者の梱包条件を確認しましょう。
引越しの準備を最初から整理したい方は、引越しチェックリスト完全版もあわせてご覧ください。