「オフィス移転の手続き、種類が多すぎて何から手をつけていいか分からない……」
「もし重要な届出を忘れていて、会社法違反や過料になったらどうしよう」

オフィス移転は、単に場所が変わるだけではありません。「会社の住所(本店所在地)」が変わるということは、法人としての登記情報から、税金、社会保険、銀行口座に至るまで、会社に関わる全ての契約情報を書き換える大手術です。

その数は大小合わせて数十種類。一つでも抜け漏れがあると、融資が受けられなくなったり、助成金の申請が通らなくなったりと、経営に直結するリスクがあります。

この記事では、絶対に失敗できない総務担当者様のために、オフィス移転に必要な「全手続き」を網羅しました。
「いつ」「どこへ」「何を」提出すればいいのか、期限と必要書類を明記したチェックリスト形式でお届けします。プリントアウトして、チーム全員で共有しながら進めてください。

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1. 手続きの全体像と「優先順位」

手続きには「順番」があります。これを間違えると、「書類が足りなくて(添付できなくて)受け付けてもらえない」という二度手間が発生します。

【鉄則】まずは「法務局(登記)」が最優先

多くの手続き(税務署、銀行、社保など)で、添付書類として「移転後の履歴事項全部証明書(登記簿謄本)」が求められます。多くの手続き(銀行・社保・行政手続き等)で、添付書類として「移転後の登記事項証明書(履歴事項全部証明書)」の提出を求められることがあります。

そのため 「登記申請を最優先で走らせる」 のが段取り上もっとも安全です(ただし、事前相談や書類の下準備は並行して進められます)。

  • Step 1:法務局へ「本店移転登記」を申請(移転後2週間以内)
  • Step 2:登記完了後、「履歴事項全部証明書」を複数枚取得
  • Step 3:税務署、年金事務所、銀行などへ一斉に届出

2. 【最重要】公的機関への届出リスト(期限厳守)

法律で期限が定められている、待ったなしの手続きです。

①法務局(移転後2週間以内)

会社法第915条により、本店移転から2週間以内の登記が義務付けられています。これを過ぎると、代表者個人に対して「過料(100万円以下)」が科される可能性があります。

提出書類 本店移転登記申請書
株主総会議事録(定款変更が必要な場合)
取締役会議事録
提出先

提出先:管轄法務局

  • 管轄内移転:同一の管轄法務局で手続き

  • 管轄外移転:旧管轄・新管轄の双方で登記が必要(登録免許税もそれぞれ発生)

費用

費用:登録免許税(目安)

  • 管轄内移転:3万円

  • 管轄外移転:合計6万円(旧管轄・新管轄で各3万円)
    ※資本金増資等の同時登記がある場合など、状況により増えることがあります。

ポイント 司法書士に代行を依頼するのが一般的ですが、自分で行うことも可能です。京都の場合、京都市内は「京都地方法務局(本局)」などが管轄です。

②税務署(速やかに)

法人税や消費税、給与支払事務所に関わる手続きです。
「異動届出書」と「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」の2つが必須です。

提出書類 異動届出書
給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
添付書類 添付書類:原則として 添付書類なし(様式の案内に従う)
※ただし、金融機関・許認可・社保等では登記事項証明書の提出を求められることがあるため、用途別に準備しておくと安心。
提出先 提出先:原則は 移転前(異動前)の納税地を所轄する税務署
※納税地や支店等の状況によって提出先・追加届出が変わることがあるため、念のため所轄税務署の案内も確認。

③年金事務所(移転後5日以内)

健康保険・厚生年金保険の手続きです。「5日以内」と期限が非常に短いため注意が必要です。

提出書類 健康保険・厚生年金保険 適用事業所名称・所在地変更(訂正)届
添付書類 登記簿謄本(コピー可の場合あり)
提出先 提出先:原則、変更前の所在地を管轄する年金事務所
※管轄が変わる場合の扱いは年金事務所側の案内に従ってください(回送対応となるケースもあります)。

④労働基準監督署(移転後10日以内)

労災保険の手続きです。

提出書類 労働保険 名称、所在地等変更届
添付書類 登記簿謄本(コピー)
提出先 移転後の管轄労働基準監督署

⑤ハローワーク(移転後10日以内)

雇用保険の手続きです。事業形態によっては、労基署(労働保険)の手続きと連動して進める必要があり、提出済み書類の控え等の提示を求められる場合があります。迷う場合は、労基署・ハローワークに事前確認しておくと二度手間を防げます。3. インフラ・ライフラインの手続き(移転1ヶ月前〜)

役所の手続きは「事後」ですが、インフラは「事前」に行わないと、移転当日に業務ができません。

①インターネット・電話回線(最重要)

オフィスの生命線です。別記事でも触れましたが、光回線工事は 通常でも1〜2か月程度かかることが多く、繁忙期や建物の設備状況によっては さらに長引く ことがあります。
物件が決まったら、キャリア・プロバイダへ早めに相談しましょう。

②電気・水道・ガス

オフィスビルの場合、管理会社が一括契約していて個別手続き不要なケースもあります。
賃貸契約書を確認し、必要であれば各電力会社・水道局へ連絡しましょう(解約と開始の両方)。

③郵便局(転送届)

旧オフィス宛の郵便物を、1年間新オフィスへ転送してくれるサービスです。
「e転居」を使えばスマホから手続き可能です。転送の登録完了まで 3〜7営業日程度かかるため、遅くとも移転の1週間前までに手続きしておくと安心です。

4. 意外と忘れがちな「消防署・警察署」

特に内装工事を行った場合、消防法に基づく届出が必須です。

①消防署(移転7日前まで)

パーテーションで部屋を区切ったりすると、スプリンクラーや感知器の増設が必要になる場合があります。
これを無視すると消防法違反となり、建物を使用できなくなる恐れがあります。

  • 防火対象物使用開始届出書:移転(使用開始)の7日前までに提出。
  • 防火・防災管理者選任(解任)届出書:管轄が変わる場合など。

②警察署(車庫証明)

社用車を持っている場合、車庫(駐車場)の場所が変われば「車庫証明」の取り直しが必要です。
駐車場所(保管場所)が変わる場合、原則 15日以内に管轄警察署で手続きします。
※地域や車種(軽自動車等)で扱いが異なることがあるため、都道府県警の案内を確認してください。

5. 取引先・ビジネスパートナーへの通知

最後は民間関係です。リスト化して一気に処理しましょう。

  • 銀行口座:住所変更。法人口座の場合、登記簿謄本と代表者印(銀行印)が必要。
  • クレジットカード:法人カードの住所変更。
  • 保険会社:火災保険、賠償責任保険などの住所変更(条件変更で保険料が変わることも)。
  • リース会社:複合機などの設置場所変更連絡(保守サービスに関わるため重要)。
  • 定期購買:アスクル、ウォーターサーバー、新聞、雑誌など。
  • 社員の通勤経路:通勤交通費の再計算と定期代の変更。

6. 京都のオフィス移転ならミツバチが「丸ごと」サポート

いかがでしたでしょうか。
「多すぎて覚えられない!」「通常業務をこなしながら、これだけの役所回りは無理だ……」と感じられたかもしれません。

しかし、ご安心ください。ミツバチ引越センターは、こうした事務作業に追われる総務担当者様を、現場作業の面から強力にバックアップします。

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物流会社が手がける引越しサービスとして、オフィス什器や設備の搬出入・輸送までまとめて対応し、スムーズな業務再開をサポートします。
登記や各種届出は、内容によって司法書士・行政書士など専門家への相談が必要になる場合があります。手続きの進め方に迷う点があれば、まずはご相談ください。

代表者の決裁・押印が必要になりやすい手続きに、社内リソースを集中できるよう、引越し作業面をできるだけ一括でサポートします。

「手続きのリストだけでお腹いっぱい」という方。
まずはミツバチ引越センターにご相談ください。
私たちが移転作業の全てを引き受けることで、あなたの負担を劇的に軽減してみせます。

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