新生活への期待が膨らむ引越し。しかし、敷金礼金から引越し代まで、何かと出費がかさむ現実に頭を悩ませてはいませんか?

「引越しが決まったけど、洗濯機の水抜きってどうやるの?」 「自分で運ぶのは不安…」

そんな悩みを抱えていませんか?実は、洗濯機の引越し準備は手順さえ分かれば誰でも簡単に行えます。しかし、たった一つの重要な工程を怠るだけで、運搬中の水漏れや、最悪の場合は「洗濯機の致命的な故障」に繋がることもあります。

この記事では、運営母体が物流会社である私たちミツバチ引越センターが、プロの視点から洗濯機の引越し準備を成功させるための全知識をお伝えします。あなたの洗濯機引越しを、この記事一本で完璧にサポートすることをお約束します。

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引越し前日の準備:水抜き作業のタイミングと必要な道具リスト

洗濯機の水抜きは、作業後に洗濯機が使えなくなるため、引越しの「前日」に行うのがベストタイミングです。所要時間は30分~1時間ほど見ておけば、慌てずに行えます。

必要な道具チェックリスト

作業を始める前に、以下の道具を揃えておくと非常にスムーズです。

  • 洗面器 または バケツ(ホースから出る水を受け止めます)
  • 雑巾 または タオル(数枚あると安心です)
  • ドライバー(給水ホースの金具や、一部の部品の取り外しに)
  • ゴム手袋(任意ですが、作業がしやすくなります)
  • ビニール袋(外したホースや部品をまとめるのに使います)
  • 養生テープガムテープ(フタやホースの固定に使います)

 

引越しは絶好の機会!洗濯槽クリーニングのススメ

 

引越しで洗濯機を動かす時は、普段掃除できない排水口や防水パンを掃除する絶好のチャンスです。水抜き作業の前に、市販の洗濯槽クリーナーを使って洗濯機を運転させておけば、内部の汚れをリセットした状態で新生活を始められます。ぜひこの機会に試してみてください。

【完全解説】洗濯機の水抜き・取り外し 7ステップ

ここからは、実際の水抜き手順をステップ・バイ・ステップで解説します。縦型もドラム式も、基本的な流れは同じです。

ステップ1:蛇口を閉め、電源プラグを抜く

まず、洗濯機につながっている「水道の蛇口」を完全に閉めます。その後、安全のために洗濯機の「電源プラグ」をコンセントから抜いてください。

ステップ2:給水ホース内の水を抜く(給水ホースの取り外し)

蛇口は閉まってしまいますが、ホースの中にはまだ水が残っています。

  1. フタを閉め、一度電源を入れます。
  2. 「スタート」ボタンを押し、標準コースを1分ほど運転させます。これでホース内の圧力が抜け、水が抜けやすくなります。
  3. 電源を切り、蛇口に繋がっている側の金具(ナット)を、ドライバーや手で緩めて外します。この時、ホースから水が出てくるので、洗面器で受け止めましょう。
  4. 次に、洗濯機本体側の接続部分も同様に外します。

ステップ3:洗濯槽の水を抜く(「脱水」運転)

洗濯槽の底にも水が残っています。これを抜くために、再度電源プラグを差し込み、電源を入れます。

  1. コースの中から「脱水」を選び、一番短い時間(1~3分程度)で運転します。
  2. 運転が完全に終了したら、電源を切り、プラグを抜きます。

ステップ4:本体に残った水を抜く(排水ホースの取り外し)

脱水運転でほとんどの水は抜けましたが、排水ホース内にまだ水が溜まっています。

  1. 排水口から「排水ホース」をゆっくりと引き抜きます。
  2. ホースの先端を、本体より低い位置に保ちながら洗面器に入れ、残った水をすべて排出します。
  3. 水が出なくなったら、本体から排水ホースを外します。クリップで留まっていることが多いです。

ステップ5【ドラム式のみ】:糸くずフィルターの水抜き

ドラム式洗濯機には、本体下部に「糸くずフィルター(排水フィルター)」があり、ここにも水が溜まっています。

  1. フィルターのカバーを開けます。
  2. つまみをゆっくりと左に回して緩めます。勢いよく水が出てくるので、低い位置に洗面器を置いて待ち構えましょう。
  3. 水が出なくなったら、フィルターを完全に取り外し、ゴミを取り除いてからタオルで拭き、元に戻します。

 

ステップ6【ドラム式の最重要工程】:輸送用固定ボルトの取り付け

 

これはドラム式洗濯機の引越しで「絶対に省略してはいけない」最も重要な作業です。

  • なぜ重要か? ドラム式洗濯機の洗濯槽(ドラム)は、クッションのようなサスペンションで宙に浮いた状態になっています。この「輸送用固定ボルト」を取り付けずに運搬すると、振動でドラムが激しく揺れ動き、サスペンションや内部部品が破損する「致命的な故障」の原因となります。
  • 取り付け方 洗濯機の背面上部にある穴に、購入時に付属していた専用のボルトを差し込み、レンチでしっかりと固定します。
  • ボルトを紛失した場合 絶対にそのまま運んではいけません。必ず、お使いの洗濯機のメーカーに連絡し、部品として取り寄せてください。数千円で購入できます。

ステップ7:ホースや付属品をまとめる

取り外した給水・排水ホース、部品、輸送用ボルトのレンチなどをビニール袋にまとめ、洗濯槽の中に入れておくと紛失を防げます。最後に、フタや扉が運搬中に開かないよう、養生テープで本体に固定すれば完了です。

自分で運ぶ?業者に任せる?費用と注意点

 

洗濯機は非常に重く、精密な家電です。自力での運搬は費用を抑えられますが、故障やケガのリスクが伴います。

 

業者に依頼する場合の費用相場

専門業者に依頼した場合、取り外し・取り付けには以下の費用がかかるのが一般的です。

作業内容 縦型洗濯機 ドラム式洗濯機
取り外しのみ 3,000円~5,000円 4,000円~6,000円
取り付けのみ 5,000円~8,000円 8,000円~12,000円

【設置前に要確認】新居で洗濯機が使えない3大トラブルと解決策

引越し先で「洗濯機が置けない!」という悲劇を防ぐため、事前に必ず以下の3点を確認しましょう。

1. 搬入経路の確認方法

洗濯機本体のサイズだけでなく、玄関ドア、廊下、脱衣所のドアの幅を測りましょう。特に、曲がり角は注意が必要です。メジャーで「洗濯機本体の実寸(ホースなどの出っ張りも含む)」を測っておくことが重要です。

2. 防水パンのサイズ問題と解決策

新居の防水パン(洗濯機を置くプラスチック製の受け皿)が、今使っている洗濯機の脚とサイズが合わないケースは頻繁に起こります。

  • 解決策
    • かさ上げ台・防振ゴム:洗濯機の四隅の脚の下に置くブロック状の台。数センチ高さを上げることで、防水パンの縁を乗り越えて設置できます。排水ホースのスペース確保にも役立ちます。
    • 洗濯機台(キャスター付き):洗濯機を乗せる台。掃除がしやすくなるメリットもあります。

3. 蛇口・排水口の位置問題と解決策

  • 蛇口が低くて洗濯機にぶつかる →「壁ピタ水栓」や「L字水栓」と呼ばれる、出っ張りの少ない蛇口に交換することで解決できます(賃貸の場合は要相談)。
  • 排水口が本体の真下や遠い場所にある →「真下排水キット」や「延長用排水ホース」といった別売りの部品で対応可能です。

引越し後の設置と初期設定:失敗しないための6ステップ

新居での設置も、手順を守れば安心です。

  1. 【ドラム式のみ】輸送用固定ボルトの取り外し 設置したら、まず最初に「輸送用固定ボルト」を必ず外してください。付けたまま運転すると、激しい振動と騒音が発生し、故障の原因になります。
  2. 本体の水平設置 設置場所で、本体がガタつかないかを確認します。ガタつく場合は、洗濯機の脚の高さを調整して、完全に水平になるようにします。これが不十分だと、騒音や故障の原因になります。
  3. アース線の接続 感電防止のため、アース線をコンセントのアース端子に必ず接続します。
  4. 排水ホースの接続 排水ホースを排水口にしっかりと差し込みます。
  5. 給水ホースの接続 給水ホースを蛇口と本体に接続します。接続後、蛇口をゆっくり開け、水漏れがないかタオルで触って確認します。
  6. 試運転で最終確認 電源を入れ、一番短いコースで試運転します。運転中に異常な音や振動がないか、水漏れが起きていないかを最終チェックして完了です。

よくある質問 Q&A

  • Q. 水抜きをしても、本体を傾けると水が出てくるのですが… A. 構造上、完全には水を抜ききれない場合があります。少量であれば問題ありませんが、運搬時は念のため、タオルなどを敷いておくと安心です。
  • Q. 付属部品(ホースや固定金具)をなくしたらどうすればいいですか? A. メーカーの公式サイトやお客様サポートに連絡すれば、部品として購入できます。家電量販店で汎用品が手に入る場合もあります。

まとめ:計画的な準備で、安心・安全な洗濯機の引越しを

引越しの際の洗濯機の扱いは、少し手間がかかるように見えるかもしれません。しかし、一つ一つの手順を丁寧に行うことで、トラブルなく新生活をスタートさせることができます。

最後に、今回の重要ポイントをチェックリストにまとめました。

  • [ ] 引越し前日に、クリーニングと水抜きを行う計画を立てたか?
  • [ ] 【ドラム式の場合】「輸送用固定ボルト」を準備し、必ず取り付けたか?
  • [ ] 新居の「搬入経路」「防水パン」「蛇口の位置」は事前に確認したか?
  • [ ] 設置後は「水平」を確認し、必ず「試運転」を行ったか?
  • [ ] 自分での作業に不安がある場合、専門業者への依頼を検討したか?

そして、チェックリストの最後にある「専門業者選び」でお悩みなら、ぜひ私たちミツバチ引越センターにご相談ください。引越しの費用を抑えることはもちろん大切ですが、それ以上にお客様の「安心」を第一に考えています。

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