8月の引越しを予定している方の中には、「夏休みやお盆の時期は料金が高くなるのか」「希望日に予約できるのか」と気になっている方もいるでしょう。
8月は、3月・4月の繁忙期と比べると引越し料金が落ち着きやすい時期です。ただし、8月中であればいつでも同じ料金になるわけではありません。土日祝日、お盆前後、荷物量、移動距離、建物の条件などによって見積金額は変わります。
この記事では、8月の引越し料金の参考相場と、上旬・お盆・下旬の考え方、台風や猛暑への備え、費用を抑える方法を解説します。

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【結論】8月は繁忙期より安い傾向だが、安い日は条件によって異なる
8月は、進学、就職、転勤に伴う引越しが集中する3月・4月と比べると、料金が落ち着きやすい時期です。
ただし、「8月上旬の平日が必ず最も安い」「お盆は必ず料金が高騰する」とは限りません。引越し料金は、その日の予約状況だけでなく、荷物量、移動距離、曜日、開始時間、建物の条件などをもとに決まります。
費用を抑えたい場合は、特定の日程を最初から最安と判断せず、平日と土日、お盆前後など複数の候補日で見積もりを確認することが重要です。
8月の安い日を探すときに確認する3つの条件
- 曜日:土日祝日よりも、平日の方が料金を抑えやすい傾向があります。
- 時間帯:業者によっては、午前指定より午後便や開始時間を指定しないプランの方が安くなる場合があります。
- 予約状況:同じ曜日でも、トラックや作業員の空き状況によって料金は変わります。
午後便や時間指定のないプランを用意しているかは、引越し業者によって異なります。利用できるプランと料金を見積もり時に確認してください。
【料金相場】8月の引越し費用はいくら?
引越し侍が2026年6月29日に公開した月別データでは、8月の平均料金は、単身が69,932円、家族が123,467円です。
年間で最も高い3月と比べると、8月は単身・家族ともに低い水準となっています。
| 時期 | 単身 | 家族 |
|---|---|---|
| 8月 | 69,932円 | 123,467円 |
| 3月 | 142,189円 | 243,804円 |
※上記は引越し侍の利用者データをもとにした月別の参考相場です。ミツバチ引越センターの料金表ではありません。実際の料金は、荷物量、移動距離、日時、建物の条件、依頼する作業によって異なります。
8月上旬の引越し料金
8月上旬は、お盆休みの前に引越しを済ませたい方が候補にしやすい時期です。
平日であれば、土日と比べて料金を抑えられる場合があります。ただし、月初や土日に予約が集中することもあるため、上旬だから必ず安いとは限りません。
上旬を希望する場合は、平日と土日の両方で見積もりを依頼し、料金と開始時間を比較してください。
お盆期間の引越し料金
一般的にお盆とされる8月13日から16日前後は、勤務先の休暇を利用して引越しを希望する方もいます。
一方、お盆期間そのものは国民の祝日ではありません。引越し業者の営業日や予約状況も会社ごとに異なるため、「お盆だから必ず高い」「予約できない」とは一律に判断できません。
2026年は、山の日が8月11日(火)です。8月13日から16日は木曜日から日曜日にあたるため、土日を希望する場合は平日も含めて候補日を検討しましょう。
外部参考:内閣府「国民の祝日について」
8月下旬の引越し料金
8月下旬は、夏休み中に引越しを終えたい家庭や、9月からの新生活に向けて準備する方が候補にする時期です。
特に土日や月末は希望が重なる場合があります。日程を調整できる場合は、下旬の平日も含めて見積もりを比較してください。
8月特有の3つの注意点:お盆・台風・猛暑
8月の引越しでは、料金だけでなく、お盆前後の営業状況、台風、大雨、暑さへの備えも必要です。
注意点1:お盆期間は営業状況と空き枠を確認する
お盆期間中も営業する引越し業者はありますが、営業日や対応できる時間帯は会社によって異なります。
ミツバチ引越センターは公式サイトで年中無休と案内しています。ただし、希望日の対応可否は、予約状況、荷物量、移動距離などによって変わります。
お盆期間に引越す場合は、次の項目を確認してください。
- 希望日に営業しているか
- 希望する開始時間に空きがあるか
- 旧居と新居の管理会社が営業しているか
- マンションの搬出入申請が必要か
- 交通状況によって到着時間が変わる場合の連絡方法
一律に3か月前から予約する必要があるわけではありませんが、引越し日と新居が決まった段階で空き状況を確認しましょう。
注意点2:台風や大雨の場合の対応を確認する
8月は、台風や大雨の影響を受ける可能性があります。
悪天候でも予定どおり作業するのか、開始時間を変更するのか、延期するのかは、天候の状況や引越し業者の判断によって異なります。
「台風なら必ず無料で延期できる」とは限りません。契約前に、次の項目を確認してください。
- 台風や大雨の際に、誰が実施・延期を判断するか
- 延期する場合、次の作業日はいつになるか
- 延期・中止した場合の料金はどうなるか
- すでに行われたエアコン工事や梱包作業の料金
- 当日の連絡先
標準引越運送約款では、利用者都合による解約・延期について、引越し当日は運賃・料金の50%以内、前日は30%以内、前々日は20%以内の手数料を請求できるとされています。
実際の扱いは契約内容によって異なる場合があるため、見積書と約款を確認してください。
雨天時の荷物の保護方法については、雨の日の引越しで荷物を守る方法も参考にしてください。
注意点3:熱中症を防ぐための準備をする
8月の引越しでは、利用者自身が荷造り、掃除、荷物の移動などを行う際にも、熱中症への注意が必要です。
引越し当日の熱中症対策
- 新居で電気とエアコンを使用できるか確認する
- 通気性のよい服装を選ぶ
- 飲み物やタオルを手元に用意する
- 長時間続けて作業せず、休憩を取る
- 体調に異変がある場合は作業を中断する
厚生労働省は、暑さを避け、こまめに水分を補給することなどを熱中症予防のポイントとして案内しています。
外部参考:厚生労働省「熱中症関連情報」
作業員への差し入れは必要?
引越し作業員への飲み物や食べ物の差し入れは、利用者の義務ではありません。
用意する場合も、無理のない範囲で構いません。ペットボトルの飲み物など、持ち帰りやすい物を渡す方法があります。
差し入れを渡すタイミングや避けたい物は、引越し業者への差し入れは必要かで詳しく解説しています。
引越し費用をさらに抑える4つの方法
1.条件をそろえて見積もりを比較する
料金とサービス内容を比較したい場合は、2~3社程度へ見積もりを依頼する方法があります。
比較するときは、次の条件をそろえてください。
- 引越し日と開始時間
- 旧居と新居の住所
- 運ぶ家具・家電
- 段ボールのおおよその数
- 階数とエレベーターの有無
- 荷造りや家電工事などの作業内容
金額だけでなく、どこまでの作業が含まれているか、追加料金が発生する条件は何かを確認しましょう。
2.見積もり前に不用品を整理する
運ぶ荷物が減れば、使用するトラックや作業人数を抑えられる場合があります。
まだ使用できる物は売却や譲渡を検討し、処分する物は自治体の収集方法を確認してください。
不用品の処分方法は、引越し時の不用品を処分する方法で紹介しています。
3.平日や時間帯の変更を相談する
引越し業者によっては、平日、午後便、開始時間を指定しないプランの方が料金を抑えられる場合があります。
ただし、すべての業者が同じプランを提供しているわけではありません。候補日や時間帯を変更した場合の見積金額を確認してください。
4.自分で行う荷造りの範囲を決める
衣類や日用品などを自分で梱包すれば、荷造りを依頼する範囲を減らせる場合があります。
一方、食器、精密機器、大型家具など、破損やけがが心配な物は、無理に自分で作業せず、見積もり時に相談してください。
荷造りを始める順番は、引越し荷造りの手順と時間を短縮するコツをご確認ください。
後悔しない引越し業者の選び方
引越し業者は、見積金額だけで決めず、作業内容や追加料金の条件も含めて比較します。
見積書の内訳を確認する
見積書に「一式」と書かれている項目がある場合は、何の作業が含まれているか確認してください。
運賃、作業料金、資材費、家電工事、家具の分解・組み立てなどが分けて記載されていると、他社との違いを比較しやすくなります。
追加料金が発生する条件を確認する
次のような条件では、追加料金が発生する場合があります。
- 見積もり後に荷物が増えた
- 階段での搬出入が必要になった
- トラックを建物の近くに停められなかった
- 大型家具を玄関から運び出せなかった
- エアコン工事で追加部材が必要になった
追加料金が発生する可能性がある作業は、契約前に確認しましょう。
補償内容を確認する
家具や家電、建物に傷や破損が生じた場合の連絡方法と補償条件を確認します。
高価な物や壊れやすい物がある場合は、見積もり時に伝えてください。作業前に家具や室内の状態を写真で残しておく方法もあります。
口コミは参考情報の一つとして確認する
口コミを見る場合は、一つの評価だけで判断せず、複数の投稿内容を確認します。
利用者の荷物量や引越し条件はそれぞれ異なるため、最終的には見積書の内容と担当者の説明をもとに判断してください。
8月の引越し準備チェックリスト
1か月前まで
- 引越し日の候補を複数決める
- 現在の住まいの解約期限を確認する
- 引越し業者へ見積もりを依頼する
- エアコン工事や大型家具の作業が必要か確認する
- 不用品の整理を始める
2週間前まで
- 普段使わない物から荷造りを始める
- 転出届など必要な行政手続きを確認する
- 電気、ガス、水道、インターネットの手続きをする
- 郵便物の転送手続きをする
郵便物の転送方法は、引越し後の郵便物を転送する手続きで解説しています。
1週間前まで
- 冷蔵庫の食品を減らす
- 洗濯機の水抜き方法を確認する
- 引越し日の天気予報を確認する
- 新居で電気とエアコンを使えるか確認する
- 飲み物、タオル、着替えを用意する
洗濯機の準備は、洗濯機の水抜きと引越し準備をご確認ください。
前日・当日
- 貴重品と当日使う物を別にしておく
- 冷蔵庫の電源を切る時間を確認する
- 引越し業者の連絡先を確認する
- 天候と交通情報を確認する
- 旧居と新居の傷や設備の状態を確認する
- 無理に作業せず、適度に休憩する
引越し後
- 転入届など必要な行政手続きをする
- 運転免許証や各種契約の住所を変更する
- 荷物や建物に破損がないか確認する
- 段ボールや梱包材を整理する
まとめ:8月の引越し料金は複数の日程で確認しよう
8月は、3月・4月の繁忙期と比べると、引越し料金が落ち着きやすい時期です。
ただし、上旬、お盆、下旬のどこが最も安いかは、荷物量、移動距離、曜日、予約状況などによって異なります。「上旬が必ず安い」「お盆は必ず高い」と決めず、複数の日程で見積もりを確認してください。
費用を抑えるには、不用品を整理する、自分で行う荷造りの範囲を決める、同じ条件で見積もりを比較する方法があります。
台風や猛暑への備えも含め、引越し日と新居が決まった段階で準備を始めましょう。

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